亀井勝一郎の略歴

亀井 勝一郎(かめい かついちろう、1907年(明治40年)2月6日 – 1966年(昭和41年)11月14日)は、昭和期の文芸評論家、日本藝術院会員[1]。はじめ左翼的政治運動に参加したが、のち転向し、仏教思想に関心を深め、文芸評論、文明批評で活躍[1]。

亀井勝一郎の名言・座右の銘

人は後姿について全く無意識だ。そして何気なくそこに全自己をあらわすものだ。後姿は悲しいものである。


恋とは巨大な矛盾であります。それなくしては生きられず、しかもそれによって傷つく。


結婚生活を末永く導いてゆくものは、普通の意味での恋愛でもなく、また情痴の世界でもなく、それらを経た後に来る慈悲 ――人間のあるがままの姿への愛情であろう。


自己に絶望し、人生に絶望したからといって、人生を全面的に否定するのはあまりにも個人的ではないか。人生は無限に深い。われわれの知らないどれほどの多くの真理が、美が、あるいは人間が、かくれているかわからない。それを放棄してはならぬ。