「うなぎ」と「あなご」の違い

にょろ~りとしたうなぎとあなご、並んでいると見分け方が難しいですよね。
どちらもウナギ目に属し、うなぎはウナギ科、あなごはアナゴ科の魚です。

うなぎとあなごの違いをまとめてみました。

うなぎは、海で産卵し孵化した後に、川や湖沼などの淡水域で生活する降河性回遊魚です。
あなごは、産卵も孵化も海で、一生を海で過ごす海水魚です。

うなぎは、黒に近い灰色、尾びれは丸みがあり、下あごが出ています。
あなごは、薄茶色で白い斑点模様があり、尾びれは尖っていて、上あごが出ています。

うなぎは、高カロリーで脂っぽくてこってりとした味わいです。
あなごは、低カロリーでさっぱりとした味わいです。

うなぎの成分は、

  • たんぱく質
  • ビタミン類
  • カルシウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • DHA
  • などです。
    あなごの成分は、

  • たんぱく質
  • ビタミン類
  • カルシウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • ナトリウム
  • などです。
    うなぎもあなごも、多種の栄養素をバランスよく摂取できる優れた食べ物です。

    夏の「土用の丑の日」には、欠かすことのできないうなぎです。
    スタミナ満点のうなぎは、”精”がつく食材として夏バテ防止に高い効果があります。
    炭火で焼き上げた香ばしい蒲焼きに、心惹かれる人は多いと思います。

    お寿司屋さんの寿司ネタには、欠かすことのできないあなごです。
    トロッととろける柔らか~い煮あなごは、極上の美味しさです。
    衣はサクサク中身はふわふわとした、あなごの天ぷらは絶妙な食感です。

    うなぎもあなごも見た目の姿かたちとは想像がつかない、栄養たっぷりな最高に美味しい食べ物です。
    だから、昔から人々に愛される和食として有名なのですね。