ヘンリック・イプセンの略歴

ヘンリック(ヘンリク)・イプセン(Henrik Johan Ibsen、1828年3月20日 – 1906年5月23日)は、ノルウェーの劇作家、詩人、舞台監督。近代演劇の創始者であり、「近代演劇の父」と称される[1]。シェイクスピア以後、世界でもっとも盛んに上演されている劇作家とも言われる。
代表作には、『ブラン』『ペール・ギュント』(1867年に執筆。1874年にグリーグに劇音楽の作曲を依頼する。)『人形の家』『野鴨』『ロスメルスホルム』『ヘッダ・ガーブレル』などがある。自身はノルウェーを嫌い、長くドイツやイタリアで生活したため、ノルウェーの国民作家という意識は薄かったが、現在は国の象徴、そして世界史上最も重要な劇作家の一人として尊敬され、長らくノルウェーの最高額面の1000クローネ紙幣にその肖像が描かれていた。

ヘンリック・イプセンの名言・座右の銘

この素晴らしい世界では、遊ぶということほど分別のあることはできません。私には人生全体がひとつの遊びのように思えます。


友というのは、私たちに無理に何かをやらせるためではなく、むしろ私たちが何かをするのを妨げるが故に 恐るべきものだ。


お金で多くのものの皮を買うことはできるが実を買うことはできない。お金は食べ物を与えるが、食欲は与えない。薬は与えるが、健康は与えない。知人は与えるが、友人は与えない。召使いは与えるが、忠誠は与えない。喜びの日々は与えるが、平安や幸福は与えない。


結婚生活――この寂しい海原を乗り越えて行く羅針盤はまだ発見されていない。